ジアミンの刺激
ジアミンという成分を聞いたことがあるでしょうか？
ジアミンとは、白髪染めなどに入っている染料の成分です。
通常の白髪染めは、1剤と2剤を混ぜて使うタイプがほとんどです。 1剤にはジアミン系の染料とアルカリ剤が入っていて、2剤には酸化剤が入っています。 使用直前に二つを混ぜることで化学反応を起こし、1剤の染料を発色させます。
1剤に入っているアルカリ剤には、アンモニアが含まれています。 このアンモニアがキューティクルを広げて染料を染み込ませる働きがあるので、ジアミン系の白髪染めは良く染まるのです。
しかし、その反面、キューティクルを広げてしまうので、髪の毛のダメージや頭皮への刺激も大きいのがデメリットです。 ジアミン系の白髪染めが髪に良くないという話を聞いた人もいるでしょうが、このような理由があるから髪の毛が痛むのです。
また、ジアミンにアレルギー反応を起こす人もいるので、使用前には必ずパッチテストをしましょう。 アレルギーを持っていることが事前に分かっているなら、ジアミンの入っていない白髪染めを選びましょう。
ジアミンアレルギーはかなり重篤な発作を起こすこともあるので、少しでも過去にかぶれた経験のある人は、絶対に使用しないようにして下さい。
ジアミンが入っていない白髪染めには、ヘアマニキュア、植物染料、ヘアカラートリートメントがあります。 植物染料のヘナでもジアミンを配合していることもあるので、必ず成分をチェックして下さい。