白髪染めをすると白髪が増えるって本当か
白髪にはいろいろな噂話がありますね。
強いショックで一晩で総白髪になる、とか白髪を抜くと増えるとか。
そして白髪染めで白髪が増える、という話も古くから言われている話です。
白髪がいやで白髪染めをしているのに、白髪染めで白髪が増えるんだとしたらショックですよね。 この話は本当なのでしょうか？ 理論的にはそんなことはないと言えます。
白髪染めの薬剤は確かに強いもので頭皮や髪の毛にダメージを与えますが、毛根にまで影響するような成分ではないからです。 ただ、白髪染めが原因で頭皮にトラブルが起きたときは毛根にまで炎症がおよび、毛根の老化を早める可能性はあります。
ですから白髪染めをするときにはできるだけ頭皮につけないように、トラブルが起きた時には放置せず、医師に相談したほうがよいです。 白髪染めは白髪の原因にはならないけれど、頭皮のトラブルは毛根の老化の可能性になる、ということですね。
ではどうして白髪染めで白髪が増えると言われるようになったのでしょうか。 それは白髪が気になりだすころはちょうど白髪が増えていく時期だからだという事だと思います。 白髪染めをしてもしなくても、白髪は増えるのです。
白髪は遺伝的なタイミングの他にもストレスや栄養不足、血行不良などでも増えます。 飲酒や喫煙、ダイエットなどで、肝臓や腎臓の機能が低下していると白髪が増える原因になります。
腎臓の機能が低下するとカルシウムの吸収が悪くなり、髪の毛の色素であるメラニン色素が減ってしまいます。 また肝臓の機能が低下すると血のめぐりが悪くなります。 喫煙も血行不良をおこしますね。
白髪染めで白髪が増えることはまずありませんので、生活習慣を見直し、栄養バランスに注意し、トラブルがあれば医師にかかるということで白髪が増えないように対策していくとよいでしょう。