1回で染まるタイプが増えてきた
白髪染めには「ヘアカラー」「ヘアマニュキュア」「カラートリートメント」があります。
この中で1回で永久的に髪が染まる白髪染めは「ヘアカラー」です。
すごく明るい色にはできませんが、好みの色を出すこともできます。
けれど欠点としては頭皮や髪へのダメージは避けられない、という点があります。 「ヘアカラー」はアルカリ剤によって髪の表面を開き、酸化剤によって髪を脱色して染料を定着させますので、白髪も黒髪も同じように1度できれいに染まる白髪染めです。
けれどその際の化学反応やキューティクルに与えるダメージで頭皮のトラブルや髪の傷みを招いてしまうのです。 傷んだ髪の毛は老けた印象やだらしのない印象を与えてしまうので、ダメージはできる限り避けたいところです。
「ヘアマニュキュア」は髪に色を載せるだけで、キューティクルを開かないので髪が傷まない白髪染めです。 ただし、シャンプーやブラッシングの度に色は落ちて行ってしまうので、定期的なメンテナンスが必要です。
「カラートリートメント」は「ヘアマニュキュア」の一種になると思いますが、最近は種類も増え、人気が高く利用者も多くなりました。 その人気のわけは、まず天然由来の成分で安心なこととトリートメント効果。
そしてふつうのトリートメントと同じように手で扱える手軽さです。 ただ「カラートリートメント」は1回ではきれいに染まらない場合もあります。 従来はほとんどが徐々に染まるタイプで、3回くらい連続して使用してきれいに染まるかんじでした。
しかし最近は1回で染まるタイプのものが増えてきました。 1度染まってしまえばあとは週に1回か2回の使用で白髪も染まっていますし、トリートメント効果で使えば使うほどしっとり、つやつやの髪を保てます。
1回で染まると言われているものでも、個人差はあり、染まりにくい人もいるようですが、その場合でも2〜3回で染まります。 ただ、脱色という過程がないので、なかなか明るい色に出来ないという欠点があります。
最近泡タイプの「ヘアカラー」で過酸化水素を使わないという商品も出ました。 酸化染料は使うので髪は1回で染まるけれど過酸化水素を使わないので「ヘアカラー」に比べるとダメージが少ないという、この泡タイプの白髪染めでしっかり染めてから「カラートリートメント」でケアしていくという方法もおすすめです。