白髪染めが原因で毛が抜ける事がある？
白髪染めをしたら毛が抜けてしまったという経験がある方がいると思います。
しかし、髪を染めたからといった毛が抜ける因果関係はあるのでしょうか。
確かに毛を染めるのは薬剤を使用してカラーリングしますので、髪へのダメージを与えしまいますから、白髪染めが原因で脱毛してしまうと思いがちです。
白髪を隠したいから染めるのに毛が抜けるのなら意味がないと考えて、初めから染めない人もいるのですが、本当の所は染めても大きな影響は与えないのです。
カラーリングは毛に浸透して色を変えて、キューティクル等に影響を与えるのですが、毛が抜ける原因にもなる毛根に作用する事はありません。 ですから、直接的な原因は関係なく、毛を染めても染めなくても脱毛してしまう時はしてしまうのです。
では何故、白髪染めをしたら毛が抜けてしまうという風に言われているのかと言いますと、丁度髪の毛を染めた時に毛が抜けてしまったからでしょう。
髪の毛は一定のサイクルで毛が生えたり、抜けたりしていて、休止期に入ると毛が抜けやすく、外からの刺激でも簡単に抜けてしまいます。
白髪染めはコームで薬剤を伸ばしたり、乳化させるために髪の毛をマッサージしたりするため、その刺激により抜けるはずだった髪の毛が染める時に抜けてしまったと考えられます。
もともと抜ける予定になっていた休止期の髪の毛が染める時に重なってしまったと考えるのが普通で、染める行為によって抜けないはずの髪の毛が抜けてしまったのではありません。
髪の毛は休止期で抜けて、また新しく生えてくるサイクルですので、ある程度の数が抜けるのは当たり前なのです。 もう一つの原因としては、薬剤が体質や肌質に合わなくて頭皮や肌が炎症やアレルギーを起こしてしまい、抜けてしまうという事が考えられます。
しかし、事前にパッチテストを行ない体質に合うかどうかの確認をしていれば防ぐ事が可能です。 このように髪の毛を染める事が毛が抜けてしまう原因ではなく、その他の事が関係しているのです。
髪の毛を染める事は直接的な原因ではないですが、刺激を与えてしまうのは確実ですので、髪の毛のサイクルが乱れてしまっている方は生活習慣の改善やヘアケアの見直しも行なえば良いでしょう。