抗がん剤治療後の白髪染めは安全？
髪の毛は、さまざまな薬の副作用を受ける部位でもあります。
特にがんが発生しますと、その治療のための抗がん剤を使いますが、髪の毛にダメージを与えると言われています。
抗がん剤を使ったら、たちまち白髪になる訳ではなく、現在生えている髪の毛が抜けてしまい、そして治療後に生えてくる髪の毛が白髪になってしまいます。
平均して数ヶ月で生えてきた白髪が徐々に黒色に戻って来る訳ですが、黒色に戻る間の白髪の時に白髪染めをしても大丈夫なのでしょうか。 基本的に生えてくる髪の毛に白髪染めをしても大丈夫です。
どうしても安全かどうか気になって、心配でしたら、一応主治医の先生に確認して貰った方が確実です。 白髪染めといっても、どんな成分が配合されていて、どのような影響を及ぼすかといったことがありますので、安全のためには必要なことです。
特に抗がん剤治療をして、すぐの状態なら体力や抵抗力が落ちている状態ですから、天然素材を使用したもの、体に合う酸性のものを使用した方が良いかもしれません。
抗がん剤以外の薬であるステロイドや抗鬱剤で白髪になったというケースもありますので、薬を服用している方で体への影響を心配している方は、上記と同じく医師に相談するのが確実です。
特にカラーリングやヘアカラーは、強い成分が配合されている事も多いですので、体のことを心配するのでしたら無添加のものを使用して下さい。
病気の治療のために白髪になってしまい、それを染めてもらおうと思っても恥ずかしいから自分で行なう場合も多々ありますが、難しいですので、美容院に行かれる方が無難です。
この時も事情を説明して、どのような成分の白髪染めを使っているのかを聞いた方が良いでしょう。 それでも不安がある方は、肌に影響がないかパッチテストをして貰って、安全を確認してから髪を染めるようにしたら良いと思いますよ。
また抗がん剤治療後は、髪質が変わる事が結構多いらしく、元々白髪が多い人が再び生えてくると黒毛が多くなったり、直毛がくせ毛になったりと髪質の変化もみられるそうです。
髪質の変化も色と同様に数ヶ月から数年で治るそうなので、深く考え過ぎないことが大事です。 ストレスを溜めることは、髪の毛への影響もありますが、免疫力の低下に繋がり、再び病気になる可能性もありますので、明るく生活するのが一番ですよ。