白髪染めの種類(目的別と染料の形状・使い方)
あなたに合ったタイプは?白髪染めの種類
白髪染めとひとくちに行っても、それにはいくつかの種類があります。 まず、目的別に種類を分けると大きく以下の4つです。
- 一時染めタイプ
- シャンプータイプ
- ヘアマニキュアタイプ
- ヘアカラータイプ
一時染めタイプは、その名のとおり一時的に白髪を隠したいときに使用するものです。 染毛力はなく、シャンプーすればすぐに落ちてしまいますので、生え際の白髪を隠したい時や特別なおしゃれをする時などに便利です。
シャンプータイプは、シャンプーの中に白髪を染める成分が配合されているもので、即効性はありませんが、手軽に使えるのが特徴です。 ヘアマニキュアは髪の表面に色を付けて染める方法です。 髪がきれいに見えるなどの効果もあるのですが、染毛力はさほど強くはありません。
そして、一般的に多く使われているのがヘアカラータイプです。 髪をしっかり染める効果が期待できるため髪へのダメージはあるのですが、染毛力や色持ちは上記の中でも最も高いといえるでしょう。
クリーム?泡?ヘアカラーの種類
ヘアカラーには、染料の形状・使い方に以下のような種類があります。クリーム系
生え際やポイント的に染めたい時に使いやすいです。泡(フォーム)系
全体を染めたいときはもちろん、部分染めにも使いやすいです。液状(ジェル)系
全体的に染めたい時に便利です。粉末系
全体を染めたいときはもちろん、部分染めにも使いやすいです。部分的に染めたいのか、根本だけを染めたいのか、それとも全体を染めたいのかなど、目的やご自身の髪の長さなどに応じて、使いやすいものを選ばれてみるとよいでしょう。
ちなみに、白髪染めを使い続ける方が重視する要素のひとつに「小分けができるか」どうかという点があります。 つまり、余った分をとっておけるかどうかということですね。
余った分を残しておけるかどうかは製品の注意書きをきちんと確認していただく必要がありますが、基本的には粉末系の多くで小分けが可能となっています。
ただし、最近では泡系など他の種類でも余った分を残しておけるものがありますので、ご自身が使いやすいものを比較しながら探してみるとよいですね。
ヘナで白髪染めをするメリット・デメリット
髪や頭皮へのダメージが心配という方に注目されるのが、「ヘナ」を使用した白髪染めです。 ヘナとは、中近東地方などに自生する植物です。 この植物にはオレンジ系の色素が含まれており、染料などとしても使用することができます。そして、その色素は髪の毛の蛋白質と絡まりやすいという性質があるため、白髪染めとしても用いられているのです。 ヘナは植物ですから、一般的な白髪染めに比べて髪や頭皮にやさしいとされています。 なんとクレオパトラの時代から髪を染めるのに使われていたという話もあるのですよ。
メリット
- 一般的な白髪染めに比べて髪や頭皮へのダメージが少ない
- 美髪のサポート効果が期待できる
デメリット
- 真っ黒ではなくオレンジ系に白髪が染まる
- 黒髪は染まりにくい
- 即効性がない
髪質によって染まり具合は異なりますが、真っ黒に染めたいという方には不向きでしょう。 髪にやさしく、白髪が目立たない程度に染めたいという人には良いのではないでしょうか。
ただし、一口にヘナといってもすべての製品が100%天然というわけではありませんので、選ぶ際にはよくご覧になってくださいね。