白髪染めが染まる仕組み
市販のジアミン系の白髪染めが染まるのは、アンモニアというアルカリ成分の力でキューティクルを無理に広げるからです。
その広がったキューティクルの間から染料を染み込ませるので、浸透力に優れ、色持ちも良いです。
しかし、刺激がとても強くて、髪の毛と頭皮に強いダメージを与えてしまいます。 薬剤にアレルギー反応を持つ人は、どんなにヘアケアに気を使っても、ジアミン系の白髪染めを使うことはできません。
トリートメントタイプの染料は、2種類ありその中の一つである塩基性染料は、イオンの力で表面に色を吸着させるので、痛めることなく染めるのです。
HC染料も良く染まりますが、イオンの吸着力もなく浸透しにくいので、シャンプーを続けているうちに色が落ちてきます。 しかし、髪の毛のタイプによっても染まり具合が全く違います。
髪の毛が傷んでいる人のキューティクルを顕微鏡で見てみると、不揃いで間が開いています。 そのため、染料が入りやすく染まるのです。 しかし、キューティクルが詰まっている人は染料も浸透しづらく、染まりにくいです。
また、髪の毛に優しい白髪染めは1度で一気に染まらないで、何度か繰り返して徐々に染めていくタイプもあります。 染まりは悪くても、髪が傷みにくくプリンにもなりにくいというメリットがあります。
人によっても意見がまちまちでまったく染まらなかったという人もいますが、そのような人は人より時間をかけて染めると良いでしょう。