薬事法における白髪染めの分類
白髪染めと一口に言うけれども薬事法上どのような分類になっているかよくわからないという方はいらっしゃいませんか。
そもそも薬事法云々以前の問題として、ヘアカラーとヘアマニキュアがどう違うのかが良く分からないという方は、ヘアケア業界に居た方以外だと、意外に多いはずです。
この、ヘアカラーとヘアマニキュアの違いこそが、白髪染めの薬事法における分類を理解する上で大切なキーワードなんですよ。 まず、ヘアカラーというのは、薬事法で言うと、医薬部外品に当たり染毛剤と呼ばれます。 この中には永久染毛剤や脱色剤、脱染剤があります。
一方ヘアマニキュアは化粧品に分類され、染毛料と呼ばれます。 この中には、半永久染毛料と一時染毛料があります。
最近何かと話題のトリートメントタイプ等の白髪染めは、この中の一時染毛料に分類されます。 シャンプータイプのものもこれにあたります。
ヘアカラーが毛髪の内側から染めるイメージで、ヘアマニキュアが外側をコーティングするイメージだと言うと分かりやすいかもしれませんね。
ヘアマニキュアは、ヘアカラーに比べ黒さを持続する期間が比較的短い事が難点ですが、一方アレルギー等を起こしにくいというメリットがあります。
泡タイプやジェルタイプ、クリームタイプやトリートメントタイプ等様々なテクスチャがありますが、それぞれに良い点、悪い点がありますので、良くそこを理解した上で形状を選ぶと良いでしょう。
流行中のトリートメントタイプの白髪染めに関してのデメリットは、放置時間が商品によって長い場合もあり、普通のトリートメントと比較してすすぎに時間がかかるというものがありますが、良い点である比較的髪の毛を傷めにくく、手軽に浴室で髪の毛を染められるという点に惹かれるのであれば、一度試してみる価値はありますよ。