白髪染めがひどいめまいの原因にもなる
めまいに悩む女性は多くいますが、原因は人それぞれです。
血圧が低いことが原因の回転性のめまいや、逆に高血圧が原因のふわふわした感じのめまい、平衡感覚を司る耳からくるめまいや、脳に原因があるめまいなど本当に様々です。
そんな様々な症状の原因のなかには、こんなことが原因になるのかと驚くようなものもあります。 白髪染めもそのひとつです。
何も気にせずにみだしなみを整えるつもりで行った白髪染めがひどいめまいの原因となってしまうことがあるので、カラーリングは慎重におこなうようにしましょう。
白髪染めの薬剤に含まれるアニリン色素という髪を染めるための成分の誘導体は頭皮の内側、脳に染み込みやすい性質を持っています。
脳に染み込んだアリニン色素がまず影響を与えるのは、耳や目の働きを制御している小脳の一部である前庭小脳です。 前庭小脳が影響を受けることで、目や耳の働きが阻害され、めまいや難聴、耳鳴りといった症状があらわれます。
アリニン色素は非常に毒性が強いため、現在はアリニン色素ではなくアリニン色素誘導体を使用していますが、アリニン色素誘導体も完全に毒性が消えているわけではないので、脳に吸収されるとなんらかの影響がでてしまいます。
アリニン色素は体外に排出されにくいので、白髪染めをすればするほど体内に蓄積され、健康被害につながることが考えられるのです。 全く関係がないようにも思われる白髪染めとめまいですが、大きな関係を持っています。
最近は化学成分を含まないノンケミカル系の白髪染めもたくさん販売されているので、こうしたよくない影響を防ぐためにも、できるだけ体に優しいものを選んで使うように日頃から心がけたいものです。