おしゃれ染めと白髪染めのブリーチ力
ブリーチとは、髪の毛の色素を抜いてしまうことです。
実は、おしゃれ染めにも白髪染めにもブリーチ力があり、それぞれの色合いによってもブリーチ力は違います。
日本人の髪の色は濃い茶色や黒なので、そのままの状態で染めても、キレイに染まりません。
ですからヘアカラーをするときには、一旦ブリーチをしてから、染料で染めるのです。 おしゃれ染めは黒い色を明るくしつつ色素を入れないといけないので、ブリーチ力は強くなっています。
その反面、白髪染めの場合は白い髪を染めるのが目的なので、ブリーチ力は低いです。 しかし染毛力は高く、白髪は良く染まります。 おしゃれ染めも白髪染めも、明るいカラーほどブリーチ力は高く、暗い色ほどブリーチ力は弱くなります。
ブリーチ剤というものもありますが、短に脱色をするだけで、他の色を入れるカラー剤とは違います。 ブリーチ剤を髪に塗布して、放置すれば髪の毛の色素が抜けて明るくなります。
放置する時間が長いほどブラウンから金髪に近くなり、最終的には白くなります。 しかし、長く放置すればそれだけ髪に負担がかかってしまうので、髪の毛が切れてしまうこともあります。
白髪を目立たなくするためにブリーチをして金髪に近い色にする人もいますが、痛めないで済む髪の毛までダメージを与えることになり、あまり良くありません。
髪の毛のことを労わるのであればブリーチ剤を使うのではなく、白髪染め用の染料を使うようにしましょう。